高校1年生から武田塾に通い、大学受験を見据えて4科目の勉強を日々こなしていった久名木さん。基礎学力の定着を図り、勉強量と復習を怠らずに着実に成績を伸ばした結果、見事志望校である大阪大学に合格しました!
大阪大学
大阪大学は関西で最難関といわれる国立大学の1つで、通称「はんだい」とも呼ばれています。偏差値は60~74で、久名木さんが合格した基礎工学部の偏差値は64~67とかなり難易度の高いものになっています。外国語学部がある唯一の国立大学ということもあり、受験生からの人気が高いことはもちろんのこと、全学部を対象に外国語教育を展開している点も特徴的です。自分の研究を深めながら、外国語教育も受けることのできる点は国際化が進む現代にピッタリですね。
今回はそんな大阪大学に合格した久名木さんにお話を聞きました!
「頭が良くなりたい!」高1春に武田塾へ
中高一貫の私立高校に通っていた久名木さん。出身校からは大阪大学・京都大学の合格者が毎年1~2人出る程度です。高校1年生の4月から武田塾に通い始めますが、当時の成績は偏差値50程度で得意科目もありませんでした。
武田塾に通うきっかけは母親が見たチラシ。そこには偏差値30でも早稲田大学に合格できたと書いてあり、自分も頭が良くなりたい!と思い通うことを決めました。
勉強習慣を身に付け偏差値は57に!手応えも掴んできた
入塾したての頃は勉強習慣が無かったこともあり、宿題を終わらせることができず苦戦。武田塾で選択した科目は数学と物理で、数学は『基礎問題精講』、物理は『物理のエッセンス』の参考書を使って勉強しました。
もともと勉強習慣がなかったものの、高校1年生の後半からこのままではマズいと思い、先生の指示通り復習と毎週の宿題を終わらせるようになっていきます。勉強をつづけた結果、自分の中で変化があり、高校2年生の7月の模試では偏差値57程度、模試自体にも手応えを感じるようになりました。
英語は参考書で基礎固め。勉強が楽しくなり偏差値10アップ
英語と化学は高校2年生の6月から勉強を開始しました。塾で英語・数学・物理・化学の4科目に取り組むというのはかなりハードなスケジュールです。
中でも特に苦労したのは英語でした。
高校2年生の6月頃は英語の偏差値が50いかず45だったことも。その時は『システム英単語』、『速読英熟語』、『大岩のいちばんはじめの英文法』で勉強しました。その後『NextStage』で基礎固めを行っています。
高校2年生の冬になってからは、基礎を固めたことで英文が読めるようになり勉強が楽しくなっていきました事に伴い、成績も伸びていきました。この時点で偏差値55と、6月頃の45から10もアップしています!
高校2年生の終わりに狙いを大阪大学に定め、対策を進めていった
高校2年生の終わり頃は、数学は『数学重要問題集』、英語は『関正生の英語長文ポラリス1・2』で演習問題に取り組んでいました。最初は早稲田大学を志望していましたが、成績が上がっていき国公立を狙い始めました。そしてこの頃に大阪大学を目指し始めます。大阪大学を志望した理由は、大阪にあって人の温かさを感じる大学だと思ったからだと話してくれました。
高校3年生からは大阪大学対策の勉強にシフトし、演習問題にひたすら取り組みます。数学では問題と解答を何度も見ることで、問題文を見て解き方を導き出す反応速度を上げる特訓を行いました。
使った参考書は『ハイレベル 数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの完全攻略』です。問題を解くためのエッセンスがたくさん書かれておりそれも読むだけでも効果的だったり、巻末の方に問題で確認ができるなど、勉強を進めるうえでとても役立ちました。
物理は入塾当初から取り組んでいたのでアドバンテージがあります。対して化学は高校2年生の終わりごろはあまりできていないと実感していました。しかし高校3年生の模試で成績が伸びていることに気づき、基礎からしっかり勉強することの大事さを感じました。
久名木さんが受験生へおすすめする物理の参考書は、『物理のエッセンス』です!これをすべて頭に入れれば受験は突破できると感じています。化学は『リードLightノート』、『化学重要問題集』です。『リードLightノート』は内容がかなり簡単ではありますが、これを基礎として活かし、『化学重要問題集』を解くことができるようになりました。
大阪大学模試ではA判定!共通テストに備えて地理・国語も急いで仕上げた
高校3年生の秋に受けた大阪大学模試では、A判定やB判定という好成績!これはイケると確信しました。とはいえ、受験後半期の10月頃に共通テストの模試が上手くいかず、慌てて地理と国語に着手しました。
大阪大学の基礎工学部は共通テストの採点が特殊で、国語と社会の配点が大きいのが特徴です。国語と社会を取らないと厳しいという状況で、急いで勉強を進めます。対策として2か月だけ武田塾で科目を取り、猛勉強をして仕上げました。結果、地理は10月の模試での30点から本番では80点!国語は古文が読めるようになり、200点中130点を取ることができました!
こうして共通テストを乗り越え、大阪大学の入試本番を迎えます。
勉強の成果を発揮し自信をもってやり遂げ、見事大阪大学合格!|まとめ
大阪大学の入試本番では、問題文に対してレスポンス速く解き方を導き出し、時間に余裕を持たせることができ、理科には自信があった様子。受かったという実感は強くなかったものの、どっちかな……という気持ちで結果を待ちます。合格発表の日は母親と一緒に結果を確認。番号が並んでいる中、列の先頭に自分の番号を発見!「あった~!!」と思わず叫び、隣にいる母親とともに、号泣して喜びました!
毎日4科目、特に2年生の後半からは1日8~10時間以上の勉強時間をこなし、大変な日々を過ごしました。合格の決め手となったのは「絶対に復習を怠らないこと」です。復習をしないといろいろと忘れていってしまうし、問題を解いていく中で気づいたことも復習なくては定着しないため、復習は絶対に必要だと感じました。そうして受験に捧げる姿はとてもかっこいいです!
早い段階から塾に通い、毎日密度のある勉強を積み重ねていった久名木さん。勉強量と復習の成果が実り、見事合格することができました!